合気道とは

 昭和初期、開祖・植芝盛平が、日本古来の柔術、剣術、杖術などを基に技を体系化した武道。体術を主とした二人一組の形稽古が中心であり、競技化されておらず試合は有りません。

 ほかの武道と同様、稽古を通じて人格の完成を目指す、すなわち精神修養としての「道」の追及を目的しますが、合気道には次の特徴が有ります。

① 「小よく大を制する」防御的な技
 防御的な技が中心で、年齢、性別、体格、体力に関係なく「小よく大を制す」ことが可能と言われていますが、相手の体勢を崩すのが前提であり、そのために長期間修練を積むことが必要です。


② 年齢・体力に応じた稽古法
 技を繰り返し練習し、より完成度の高いものを目指していきますが、試合がないため過剰な稽古をする必要がなく、老若男女問わず年齢・体力に応じて練習ができます。


③ 健康法
 腹式呼吸法を重視し、技を左右にかけるため、身体の左右の歪みが矯正されたり、前後の受身により背中などに刺激が与えられるため血行が良くなり、転倒の際にもケガをし難くなります。

開祖 植芝盛平